言語コンシェルジュ

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英語を聴くということ

英語を聴くということ、つまりリスニングとは、

「次々と送り出される音声の流れを、一定のまとまりごとに捉え、最終的には意味のあるメッセージとして受け取る作業」と定義できます。(富田、小栗、河内, 2011)

分かりやすく以下に図で示してみました。

・入力音声の処理プロセス

英語を聴くということ.png

1.まずは音を聞き取らない事にはリスニングは始まりません。英語を聞くとき、それぞれの単語の発音が明確に発せられ、ずっと同じテンポで音声が流れるというわけではないのです。そこには音の連結、脱落、強勢などがあり、これらの特徴を把握した上で英語を聞く必要があります。

2.文法の理解なしでは流れてくる英語を聞き取ることはできません。また流れてくる英文を日本語で訳そうと後ろから戻るように訳していくと、流れる英文についていけなくなってしまいます。ここでは文法を意識しながら英文を一定のまとまりごとに捉え、流れてくる順番に、頭ごなしに訳していく必要があります。

3.最後に最終目的である意味の理解につながります。ここでは自分が持っている既存の知識を用いてメッセージを理解します。また文脈を考慮しながら話し手の意図をくみ取る必要もあります。

以上のことを考慮するとリスニング学習における「理解」という概念には意味理解だけを目標対象とするのではなく、それ以前の段階をも視野に入れる必要があります。その段階とは「音韻理解(音を聞いて)、文法理解(文法、構造を捉えて)、意味理解(意味を理解する)」の三つに設定できます。

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