言語コンシェルジュ

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英語を聴くために必要な4つのスキル

玉井(2005)によると、言語処理における「聴く力」は以下の3点で構成されています。

「聴く力」=音韻分析、意味分析、統語分析

以下の入力音声の処理プロセスの相互作用的モデルを参照してください。

図2.言語的な分析レベルで見るリスニング(玉井, 2005)

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まず、入力情報は入り口で音韻パターンの分析を受けます。この時、統語分析、意味分析も同時的に行われますが、最終的な目標は意味理解に向かって大きく3つの対応の分析が行われると考えられます。つまり大きな流れとしては音韻分析から意味理解へと向かいます。

ではさらに認知面から意味理解のプロセスを検討しましょう。

下図は人がスピーチを理解するとき、どのように脳がそれを処理して理解に至るかという過程を、Baddeley(1986)、玉井(2005)のワーキングモデルを基に表したものです。

図3.ワーキングメモリで見るリスニング

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上図より我々が「聴く力」を認知モデルで多層的に捉えると、「聴く力」の向上のためのリスニング学習の幅は広がってきます。

言語処理的な観点のみで見れば、

1.音韻分析

2.統語分析

3.意味分析

の三つのスキルが必要ですが、これらは言語処理の性能にすぎません。

料理で言えばまな板みたいなものです。

音を調理する学習者の腕を上げるためには、長期記憶に蓄えられる知識や、体験の量(語彙や、文法、トピックの背景知識)を増やし、三つの分析の精度を上げる必要があります。

つまり

4.長期記憶(語彙や、文法、トピックの背景知識)

もまた重要なスキルの一つです。

この四つのスキルが英語を聴くために「重要なスキル」となってきます。

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