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スラッシュリーディング

 スラッシュリーディングとは、英語の文章を文頭から、情報単位ごとにスラッシュ(/)を入れながら読み進むリーディング法である。文全体の意味が取れるまで、つまり、文の終わりまで読み進んでしますのではなく、一応意味が問えた箇所でスラッシュを入れる方法である。 (瀧澤,2002)

 染谷(1996)によると、スラッシュリーディングは、通訳において必須の「文頭から訳出」の獲得を目的に訓練として用いられる。スラッシュリーディングは「文頭からの訳出」の前提となる「文頭からの理解」を促進するための方法と用いられる。また、通訳の一形態としてサイトトランスレーションのための実践的な訓練方法として欠かすことができない。

 スラッシュリーディングの訓練技法によって期待される効果は、リーディングにおける「情報理解のプロセス」の向上と、それに伴う「読む速度」の向上である。

 瀧澤(2002)によると、『スラッシュリーディングは、情報単位に分けて英文情報を文頭からオンラインで処理していけば、長く複雑な文も理解しやすいという考えから編み出されたもので、後述するサイト・トランスレーションの前段階の練習である。さらに、スラッシュ・リーディングは、我々日本人英語学習者に長年染み込んでしまった「返り読み」からの脱却を可能にしてくれるリーディング方法である。』そして、「返し読み」という文章を行ったりもどったりするボトムアップ処理から、そういった複雑な情報処理が不要なトップダウン処理に切り替えることで、読みの速度の向上につながる。

またリーディングでの言語処理の効率化は、リスニングにおいてもそのままプラスの影響を与えることは、想像に難くない。

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